ヱヴァ破見てきました

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見て参りました。
長野の上映館は長野ロキシーという大変古い映画館なのですが、駐車場割引なんかもあってかなり安く見れたのがお得でありました。
具体的な中身については、もう他のサイトで嫌と言うほど書かれていますので触れないとして。
端的に言って、いい意味でこれはひどい出来でした。
新世紀エヴァンゲリオンを真っ当なエンターテイメントとして作り直した=二次創作ネタの集大成っぽくなった、という意味で、ストーリー的にはどちらかというと退化気味ではあると思うのですが、そんなこと問題にならないほど力が入ってます。絵と音と演出で、ストーリーのご都合主義的な部分をねじ伏せて納得させるのは、やはり映画という媒体でしかできない方法だと思います。
途中、映像と音の凄さに何度か泣きそうになりました。
映像の凄まじさで客が呆然とする、という意味ではEOE以来の破壊力だと思います。


ただ同時に。
どうしてもTVなどの旧版を知らない一見さんだと、あまりに目まぐるしくてサッパリイミフな映画なんじゃなかろうと思ったりもしました。というのも、客入りが異様に良くて、どう考えても全員が全員旧版をしっかり見てたりはしないだろうという気がしましたので。
まぁ、設定やなんやらを知らない人は知らないなりに、映像と音に圧倒されて帰るでしょうし、それはそれで楽しいとは思いますけど。
とりあえず、2時間ひたすら( ゚Д゚)ポカーンと見入るだけの作品ではありました。よく見るとエヴァらしい細かい設定や暗喩に満ちていましたので、いずれDVDも買ってコマ送りしながらもう一度見たいと思います。