はてなダイアラー映画百選の嵐

(他の日記と分けたかったので、昨日の日付を使っております。日記は6/9に書いています。ご了承下さい。)
この問題については、コメントされている方も事態をヲチされている方も一杯いらっしゃるので、正直私がどうこう言う話でもないんだけど。
一応、ちょっと見過ごせない表現があったのでそこだけ書いておきます。
以下、id:Mattyan氏の日記より該当箇所を抜粋。

普段は政治や著作権問題で現体制に批判的な目を向ける人間が、こういうときは無批判で体制側に回るんだね。ナチスの時も似たようなもんだったのかな。
http://d.hatena.ne.jp/Mattyan/20040607

自分でも考えが飛びすぎているとは思いますが、「百選」はみんなで作るものなのに、当初の意図とは別の形で終わることを許せないというのに

性欲を感じさせる美術を「退廃的」として焼き払い、心身障害者や同性愛者を「劣等人種」として焼き払った。

ナチスドイツを思ってしまうのは僕だけなのでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/Mattyan/20040608

氏の、「己が認められない」ことに対する憤懣やるかたない感情は理解しますが(共感はしません)、この表現は正直行き過ぎかと。
反論されること、あるいは反論されないことに対して
「言論の圧殺でありファシズム/ナチズム/全体主義だ」
と糾弾する手法は、容易かつ効果的なものであると思いますが、同時に相手を選ばないと己自身に返ってくる危険な一手でもあると思います。
少なくとも私には、周囲への不満を安易に「ナチズム」と言う言葉に仮託し、逆に反論を圧殺しようとする「ナチ狩り」を行う人は、精神の均衡を著しく欠いていると感じます。
私は少なくとも、氏のここまでの発言を見る限り、
「周囲の言論圧殺に抗う映画評論者」
と見ることは出来ません。
「被害妄想にかられ精神を失調した人」
に見えます。

上記発言に至った経緯や思いはあるかと思いますが、行きすぎた発言は周囲の反感を煽るだけだと思います。もし、ただ騒擾を起こすことが目的でなければ、そういった表現は控えられるべきだと思います。


もはや「はてなダイアラー映画百選」とは関係ない話ですが、正直看過できなかったのです。上記キーワードでいらっしゃった方、申し訳ない。

↑追記:2004/06/09
id:intheair様からトラックバック頂戴しました。
かの人の言動自体には他の方も触れておられるので、余計な茶々かと思いましたが、ここで指摘したような表現はちょっと一言言わずにいられなかったもので。
この文章について、かなり過剰な表現をしているのではないかと自分でも思います。ご指摘ご批判は甘んじて受けたいと思います。