UAV PREDATOR の製造元

http://d.hatena.ne.jp/saikawa/20040607#1086575274
id:saikawaさんが米軍UAV PREDATORの製造元が知りたいと仰ってたのを調べてみました。だって私も気になるし。
http://www.uav.com/products/predator.html
ここでした。
このAERONAUTICAL SYSTEMSという会社、親会社は米原子力企業の雄、GENERAL ATOMICS社の子会社というか一部門というか、そんな感じのところの模様。
以前、GENERAL ATOMICSが原子炉内の遠隔作業の技術を航空軍事技術に転用する云々という記事を読んだ覚えがあるのですが、(AVIATION WEEKだったかなぁ?うろ覚え)これのことを指しているような気が……。
でも、私の知識は概ねいい加減なので、詳しいところはご自分で調べて下され(オイ
今回「はつせ」を書くのに調べた限りでは、米軍は、UCAVやUMVにかなり本気に取り組んでいますね。米国内だけじゃなくて、イスラエルやヨーロッパの兵器メーカーもコンペに参加してたり。
人が人と争うために効率を追求すると、最終的に人間が一番非効率な部品という結論は正しいのだろうけど、ちょっと60年代〜80年代のディストピアSFとかを思い出して背筋が寒くなりました。

↑追記:id:saikawa様、トラックバック感謝。
私のてけとーな調べとちがって、しっかりした資料に当たって頂いてありがとうございます。勉強になりました。
UCAVの利点は人員の損耗が無い/少ないことですが、これは人道面への配慮と言うより(もちろんそれもありますが)主にコスト面での問題だと思います。
航空兵器の搭乗員教育にかかる費用は莫大であり、しかも費用/時間ともに増加の一途を辿っていることを考えれば、その損耗を避ける方向に行くのは当たり前ではあるんですが。
しかし、兵員が損耗しないからと言ってハードウェアが損耗して良いというわけにはいかないので、今後は対空兵器や迎撃機への対策として、ご指摘のステルス性能や高速離脱性能、あるいは飛行高度の選択肢を増やす方向(超低高度や超高々度性能の追求)に向かうのでしょうね。
それにしても、アナハイムで強化人間が研究されているとは(マテ
『技術的に甘美な空想を見ると、人はそれに飛びついて研究し始める。しかし、その技術が意味するところは、技術的に成功した場合にはじめて議論に饗される。』
とか言ったのは、初代ロス・アラモス研究所所長のオッペンハイマーだったと思いますが、そろそろ軍事技術は倫理の境界線を大きく踏み越えようとしているのかもしれません。
いや、既に踏み越えて行ったその背を見つめて、我々は今頃になって恐れを感じているのかも。