saikawaさんのコメントでいろいろ思ったことなど

# saikawa 『お邪魔してダッソーミラージュⅢに一票! なぁんて買ってないんですけどね。当方、トーネードかドラケン辺りが出れば即買いの旧い三角翼好きエセヲタです。…F-2はフューズドアレイレーダ等(勿論税金含めて)勿体無いとは思うもののFSXのあの時点で誰の目からも無理っぽく。大型な事で潰しが効く日本はBMD推進に入ったとはいえ、まだまだ平和と云えるのでしょうね。次期主力も決まらないコトですし(あのお高いラプターでせうかね?)』

デルタ翼と言えばコンベアでしょう。私はF-102/106が好きですよ。対空戦術核ロケットとか、気が違ってるとしか思えない武装を本気で使う気だったのがスゴイ。センチュリーシリーズはこういう酔っぱらった飛行機が多いので面白いのですが、あまり長続きしなくてよかったと思います。ベトナム戦争がなかったらいったいどんなヘンテコな飛行機が蔓延っていたかと思うと……怖い事を想像してしまった。
WWMは同一機種のカラーリング違いを1集(SQ)として出すコンセプトみたいなので、使用国と機体数が多くないと辛いかもしれません。

おや。意外に多いですね。1500機近く生産されているF-15(そういや、コリアンイーグルも採用決定しましたね)や、5000機を超えるF-4よりは少ないですが、なかなかたいした物です。記念塗装なんかも入れると、いい感じかもしれません。
そういえば一個つっこみを忘れてました。「トーネード可変後退翼ですよ。」っと。


F-2支援戦闘機については、130機(A型83機/B型47機)調達で1機120億円でも十分に高いのに、90機弱で調達をやめてしまうとかえって単価が高騰する訳で。かといって、F-4EJ改代替機はいずれ必要になって来るのですから、F-2の調達数を拡大してF-4EJ改を完全に代替してしまった方が1機あたりの単価も減ってまだ賢くないかなぁ、と思います。
F-2というか、FS-X計画自体あまり好きじゃないですけどね。正直、ASM-1/2が積めるだけならF-4EJ改でも構わなかったわけですし、F-15とハイローミックスで行くならF-16CかF/A-18C/Dでもよかったと思います。どうせアビオニクスはそのまま売ってくれないんだし、FCS周りを改造するんならASM対応も一緒にやれるわけですし。
そこを「どうしても国産で」と粘ったわけですし、アメリカにねじ込まれてF-16改になったにしても、このまま調達やめてしまったら「元が取れない」と思います。1機あたり47億もアメリカに持って行かれるのは頭に来るところですし、開発者の「レイプされて産んだ子供みたいだ」と言う気持ちも判らなくもないですけど。
次期哨戒機開発で対立  石破前長官と防衛官僚
とかこの辺のニュースを見ても、P-XやC-Xは揉めそうな感じですね。F-Xはもっと揉めるんでしょうな。
一説には、F-XにF/A-22C、F-2を切った後のFS-XにF-35C、でアメさんとナシが付いているという話もあります。向こうは向こうで、うなぎ登りの新鋭機の価格に悲鳴を上げているようでして。
個人的には、日本の場合ひとまず中国の殲撃11(Su-27MK)と殲撃10(IAIラビベース)を気にしていればいいと思うので、当面F-15TベースにASM-2運用能力を付加した改良機(仮称F-15EJ)でも導入して見たらどうかと思ってます。もうMig25やTu160みたいな高速侵入機の撃墜ミッションの必要性は薄いですし、主力戦闘機はマルチロールの方がお得ですから。
いっそ、空母運用も考えてラファールなんてのもありかも。
たぶん、国産主力戦闘機はまだまだ早いでしょうね。もし武器輸出が出来る法制度が整ったら、今手持ちの国産装備(T-4とかOH-1とか90式戦車とか89式小銃とか(笑))が本当に売れるのかよく考えてからでも遅くないと思います。正直、戦闘機ならF-16グリペン以下、戦車ならレオパルド2以下、小銃ならM-16とは言わないまでもせめてL85A2程度の値段じゃないと競争にもならないでしょう。国内調達で大した市場パイもない(戦闘機全体で250機程度)のに国産する意義は、正直私には理解できません。
ま、護衛艦は別ですけどね。中古でも買わない限りそんなに値段変わらないし。


ああ、なんだかまたしまりのない文章を書いてしまった。orz