エースコンバット5・サンド島中隊

主人公が属するところの、オーシア連邦国防空軍第108戦術戦闘飛行隊(ニックネーム:WARDOG)、通称「サンド島中隊」について気づいたこととか。
この中隊、ゲーム中で実際に飛ぶのは4機1個小隊だけなんですが、おそらく4個小隊編成だと思われます。

根拠1:機体番号

パッケージやムービーなどからサンド島中隊の面々の機体番号はある程度推測できる。

  • 003 バートレット
  • 007 ナガセ
  • 008 チョッパー
  • 016 ブレイズ(主人公)
  • 024 グリム
  • 211 スノウ(彼は海軍の第7空母航空団所属だけど)

んで、ミッション1開始時点で実戦投入の主人公が機番016ということは少なくとも定数16以上の編成と言うことです。1小隊4機編成のようですから、定数は16+αということでしょう。
グリムの機番024はバートレット隊長の予備機をかっぱらったモノを継承しているようなので、機番003〜020の16機が配備機で、021〜024が各小隊1機の予備機に当たるかと思います。あるいは、中隊副隊長をベイカーかスヴェンソンが勤めていた可能性もあるので、+1〜2機かもしれませんが。

パイロット数

オープニングムービーの中で行われる国籍不明機10機との空戦に臨むのは以下の10機。
HRTBRK ONE、BAKER、SVENSON、BERNY、AERO、CAVALIER、MOSTANG、JIVE、EDGE、BETT
(最後のBETTは画面端で切れているため視認できず。BETTERとかだろうか。)
そのうち8機を失ったあと、ブリーフィングルームに現れるパイロットは少なくとも8人。うち、バートレット隊長とナガセを除くと最低6人。(チョッパー以外は黒人とサングラスの白人、刈り込みヘアの白人かアジア系二人。あと一人は足しか見えない。主人公か。)
グリムが補欠と言うことを考えると、少なくとも16人+1人のパイロットが配置されていることになります。

サンド島中隊の謎

謎その1:ミッション04に登場する「ウォードッグ・リーダー」ことフォード中佐。チョッパーにアホ呼ばわりされた「本隊の中佐殿」である。彼は、一体どういう位置付けの人なのだろうか。
オーシア国防空軍の編成が米空軍の編成に乗っ取っているとすると、飛行中隊の指揮官は通例、少佐か大尉である。バートレットは曰く付きで上層部から睨まれている万年大尉であるから、離れ小島の飛行中隊長に相応しいと言えよう。
また、指揮系統の上位で行けば、基地司令のドズルペロー大佐が居るわけで。
そう考えると、フォード中佐の地位はなんとも宙ぶらりんである。
仮説1:上位の航空団/航空群に所属している
飛行中隊2個〜4個で構成される航空団や航空群の所属士官であるとすると、中佐という階級も違和感はない。チョッパーの「本隊」の意味も概ね通る。しかし、そう考えた場合、大尉の指揮官代行に中佐がわざわざ出張ってくるのはちと違和感がある。
仮説2:中隊指揮官はもともとフォード中佐
名目上フォード中佐が指揮官だけれど、何か理由があって現地に赴任していない(めんどくさいとか)。でも、普通こういう地位と実情が伴わない人事は、役所はともかく軍隊ではあまりやらないと思うけど。
仮説3:サンド島にいるのは2個小隊くらいの分遣隊で本隊は別の場所にいる
あんまり無さそうだけど思いついたので一応。オーシア本土のどこかにフル編成の本隊があって、サンド島にいるのはもっと小規模の分遣隊ならば、「本隊」「分遣隊」という言葉が的確な表現だと考えられる。でもそれだと、中佐がわざわざ増援の部下も連れずに一人でサンド島にのんびりやってくる理由がわからないんですけどね。
謎その2:バートレット隊長だけなぜ機体が違うのか
普通、飛行中隊は同一機種で編成される。機種転換や運用、整備の手間などを考えれば当然でしょう。サンド島中隊もF-5EタイガーⅡを使っていますが、なぜか隊長機だけはF-4G。オープニングムービー内では、カメラマンを随伴して演習の撮影を行っていたので、複座機を引っ張り出してきたということならわかるけど、その後もF-4Gのままなんですよね、この人。
まぁ、それを言っちゃうと報酬で新規機体を買わされている主人公は何なんだという話になりますが。(笑)

そして翼跡は途絶える

開戦前の国籍不明機との交戦で8人、開戦当日に隊長を失い、翌日の基地空襲でついに実質稼働機4機という損害を被った中隊。その後、訓練中だったパイロットと機体の補充2個小隊8人を受けますが、直後のサンド島上陸部隊阻止作戦で8機すべてを失う。
その後、1個小隊のみで中隊としての稼働を続け、その活躍から「サンド島の4機」と呼ばれるようになる。
古都ノヴェンバーシティーでの展示飛行後、スタジアムへの敵襲撃を防戦中にアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉が戦死。そして、時をおかずに残り3名のパイロットにスパイ疑惑がかけられ、練習機を奪って逃走した3名は撃墜された。
第108戦術戦闘飛行隊の翼跡はここに途絶える。

そして消えない謎

主人公とナガセは大尉まで昇進したけど、グリムの最終階級って一体どうなってたんでしょうか。最後まで一等空士??