大規模ブログスパム

ちょっと気になったCNETの記事。

ブログスパムの悪夢--「スプログ」でグーグルのBloggerが大混乱
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20089367,00.htm

スクリプトを使って偽ブログを大量に作成し、検索結果をつり上げるという何とも壮大な攻撃。サービスの利用ユーザ数が多いと、その分波及効果も大きくなるわけで、企業の信用直撃⇒株価も直撃ってな事になりかねないのが怖い。
卑近なところでは『はてな』でも、やたらとキーワードを大量に書いた未来の日付のエントリを作成してキーワードからの参照を稼ぐ業者のはてなダイアリーなんかもあって、こういう本格的なブログスパムの下地は日本にも十分にある。
MovableType3.2の開発コードネームが「spam fighter」ってのは割と有名な話だけど、高機能で利便性が高くかつセキュアでアタックに強い製品というのは根本的な矛盾を孕んでいるわけで、結局はネット利用者全体のモラル向上を図るしかないのかもしれない。
『スパムはちょっとぁゃιぃ宣伝活動』
くらいに思っているヤツが多いからこの有様な訳で。
『国家規模のスパム/ネットサージは極刑に値する犯罪』
とでもしたほうがいいんじゃないだろうか。実際、ウン億ドルの賠償請求を起こされるケースもあるくらいだから、ちょっとした殺人より遙かに損失が大きいわけで。