トラックバックの使い方

最近とみに思うんだけど、トラックバックの使い方ってどっちが正しいんだろうか?

  1. ブログ/エントリーについて言及した場合に「あなたの書いたことについて私のブログで触れましたので読んでみてください」と言う意味でトラックバックを送信する。
  2. 他のブログと共通の話題やニュースについて言及した場合に「あなたが言及した話題について私のブログにもエントリを載せましたよ」という意味でトラックバックを送信する。

私はずっと、1の使い方は正しいが、2の使い方はトラックバックスパムに類する行為だと思ってました。
たとえば、とある事件、仮に「Nネコ事件」について私がエントリを書いたとしましょう。
そのエントリに、他のブログからトラックバックが来た。当然私は相手のブログを見に行きます。そこで、
「chon氏は『Nネコ事件』についてこう書いているが、私はそうは思わない。」
とか書いてあれば(たとえ内容が私の意見と噛み合わない内容であっても)そのトラックバックの使い方がおかしいとは思いません。
しかし、
「『Nネコ事件』が世間で取り沙汰されているが、私はこう思う。」
と書いてあって、私のエントリには一切言及していない。さらに言えば、同じ内容について言及したブログに片っ端からトラックバックを送りまくってある。
こういうトラックバックを送られた場合、私は失礼な相手だと感じるし、トラックバックスパムと同等の宣伝行為・売名行為だと思います。相手の書いている内容がどんなに素晴らしいものでも、そのブロガーを尊敬することは出来ません。マナーを知らない、あるいは知っていても無視する人なのだと感じます。
なんでこんな事をわざわざ書くかというと、最近知ったある『社長ブログ』がひたすらこのようなトラックバックを送っているのを知ったのです。この『社長ブログ』は、某ビジネスブログの人気ランキングで上位を定位置としていたり、某人気blogランキングへの投票を促したりと積極的に活動されているのですが、そのトラックバック先をGoogleで検索してみると、とんでもなく大量のトラックバックを撒いているようなのです。
たしかに、自分が書いたエントリにトラックバックをもらえば、普通はその送信元を見に行きますし、御礼のトラックバック返しなどもするかもしれません。その結果、集客力やGoogleページランクは上がるかもしれません。でも、宣伝広告でトラックバックスパムを吐いているのと行為自体にほとんど差はありません。
もっとも、このような『宣伝のためのトラックバック大量散布』は、最近ではごく当たり前の行為になっているようで、ビジネスブログ以外の界隈でも、『同じ話題だからトラックバック送りましたわはー』的なトラックバックを散見することが出来ます。
上記のような『濫用的トラックバック』には、
・相互意見交換を可能とするブログの利便性を損なう。
検索エンジンの有用性を損なう。
トラフィックの無駄使い。
という観点から、私個人としては強く反対したいのですが、果たして皆様いかがお考えでしょうか。……ていうか、こういうのはどうよ?