RE:小説専用blogの可能性

永字八法の人(id:eiji8pou)に言及していただいているのでレスっぽいものを。
http://d.hatena.ne.jp/eiji8pou/20051116/1132135494

はてなの場合は、投稿した小説のタイトルを"["と"]"でくくって見出し記法を使えばいいんじゃないかと。
そしていたるところにarchive記法によるリンクを貼れば……とか思った。まあ、それこそ「運用でカバー」なんですが。

archiveとカテゴリを組み合わせると、たしかに作品別目次/メニューは簡単に作れますね。これは実に良いやり方です。入れ知恵感謝。
個人的に努力するやり方としては、このarchive+カテゴリへのリンクをサイドバーのurllistモジュールに張りまくれば、サイトのメニューとしての役割は果たせそうですね。
今後はてなダイアリー内で小説を書く場合に使わせていただこうと思います。

同人屋は、特にシナリオとかしてる奴は、Webもいじれる文章も作れることが多いので、そういうテクノクラート予備軍としては有望なんじゃないかと。そんな例外的な存在でもないんじゃないかと思ったり。

最近の同人屋さんは、本業がIT系の技術者だったり、片手間でスクリプト言語くらいなら扱える人も少なくないですね。
私個人の分類ですが、ネット物書きのテクノクラート予備軍というか、MTやxoopsをゴリゴリいじれる人だけでなく、自分でサイトを開設して適当なcgiを見繕って一言メッセージボードやら投稿掲示板やらを設置できるレベルの人まで含めて、ネット小説書きのテクノクラート=モノカクラート*1としてみたいと思います。
んで、このモノカクラート達は、自分でサイトの構成を決めて、必要なスクリプトやブログサービスやRSSリーダなどを見繕って、あまつさえ絵師まで調達したりして、放っておいてもいずれそれなりの『作品を発表する場』を作り上げてしまいます。
一方、このレベルまで様々な理由*2で達しない人たちもいます。でも、この人達だってサイトの構築だとかユーザインタフェースだとかはてな記法だとかはわからないかもしれないけど、小説を書いて発表したいという気持ちや、小説自体を書くスキルで劣っているわけでは、必ずしもありません。
さて、そういう人たちが現在どういう形で作品発表しているかというと、私の知っている範囲の話ですが、

  • 投稿掲示板を持つサイトに投稿する
  • 投稿作品を募集しているサイトに投稿する
  • 2chなどの掲示板に投稿する

が主要な方法のように思います。
これらの方法には一長一短のメリット/デメリットがあって、

  • 投稿掲示板を持つサイトに投稿する
    • 投稿後に内容の修正ができない場合がある。
  • 投稿作品を募集しているサイトに投稿する
    • 作品が公開されるまでにタイムラグがある場合が多い。
  • 2chなどの掲示板に投稿する
    • 作品が過去ログ落ちなどで遺失する可能性が高い。

といったデメリットがあるものの、

  • 二次創作や特定ジャンルなどの作者・読者コミュニティが成立している場合が多く、感想や評価が得やすい。

という大きなメリットがあります。
できれば、小説専用ブログはこういう人たちに使って欲しいかと思います。
売りとしては、

  • 手軽に小説掲載サイトがもてる。
  • 更新も手軽に出来る。
  • ブログを使える程度の知識があればそこそこの出来になる。

あたりですが、同時にコミュニティにも簡単に入っていけるソーシャルな面もサポートできないかと考えました。

なんだか、レスを書いている間に我田引水な持論を振り回す文章になってしまいまして大変申し訳ありません。>id:eiji8pou
おかげさまで、小説専用ブログサービスのメインターゲットとなる顧客の姿が見えてきたような気がします。同時に、「そんなに必死になって考えるほど需要がないんじゃないか」という気もしてきました。orz
それに、「便利なツールを提供してお客がいろんな使い方を編み出す」というはてな流とはなんかちがう気もします。
まだもうすこし、この件については考察が必要な気もします。

*1:"物書きテクノクラート"の超適当な略称

*2:めんどくさいとか、そんなこと覚えられんとか、時間がないとか