エディタの話

ソフトウェア開発者*1には、大まかにわけて3種類の人々が居る。

  1. Eclipseで何でも開発しようとする人
  2. VisualStudioで何でも開発しようとする人
  3. 秀丸で何でも開発しようとする人

極まれに、「TERAPAD最 強 伝 説 !」の人とか、ひたすらメモ帳だけで戦う人、あるいは「ActionScriptしか書かないからStudio8だけでおk」という人もいるが、大体は上の三派に分かれる。
当然、VB.netだとかC#.netの開発にはEclipseよりVisualStudioのが向いているだろうし、JAVAphpRubyの開発にVisualStudioが向いているとはあんまり思えない。でも、世の中にはわざわざVSでJAVAを書いたりEclipseVBを書いたりする酔狂な人もいるわけだ。
結局は、使い慣れた環境で何でも開発したい、と、そういうことなんだろう。
その点、秀丸使いはもっとすごい。
スクリプト言語だろうが、VC++のソースだろうが、提出ドキュメントだろうが、連絡用のメール本文だろうが、とにかく秀丸で書くのである。そして、書き上がった文章/ソースをEclipseやVSやWORDやOutlookに貼り付けるわけだ。
彼ら曰く、「どれもキータイプしているに過ぎない」。
いや、そりゃそうなんですけどもね。スケルトンソース入れたり、関数調べたり、変数やクラスを参照したりとか、そういう便利な機能は使わないのかというと、事前に使う部分は調べてプリントアウトしておいて、あとは手で書くんだとか。
すっごいアナクロニズムを感じるのだけど、生産性がそれほど下がってるわけでもないから(というか明らかにVS使っている人間より早いこと多々あり)、文句も言えなかったりする。

きっと、ソースコードを人間が直接打ち続ける限り、「何でも秀丸」派は無くならないんだろうと思う。

*1:といっても私の周囲の狭い範囲の話だが