牛丼探偵?
ちょっと面白そうなイベントを教えてもらったのでメモ。
長野市にある北野美術館の所蔵品に、木村荘八「牛肉店帳場」という絵があるのだけれど、その絵の背景には、なかなか面白いストーリーがあるのだそうな。
木村荘八の生家は「第八いろは牛肉店」という牛鍋屋である。「牛肉店帳場」は、在りし日の生家の様子を思い出しつつ描いたものだという。
この「いろは牛肉店」、じつは最大21店舗まで存在し、元々の構想ではいろは48店舗を目指していたのだという。この大規模外食チェーン店の走りである「いろは牛肉店」の経営者木村荘平が木村荘八の父親。
この人、日本麦酒醸造会社(エビスビール)の創業者でもあり、様々な業種に多角経営の手を広げる一方、東京市市議会議員を務めるなどの事績を残している。(→Wikipedia)
そして、問題のいろは牛肉店各店には二号さん三号さん以下多数のお妾さんを配して経営をやらせてたという艶福家でもある。(木村荘八(八男)の他にも小説家木村荘十(十男)や映画監督木村荘十二(十二男)など腹違いの兄弟姉妹が30人もいたそうな)
なんて羨まし……けしからん人だw
んで、この高級牛鍋店を描いた名画をネタに、吉野家についての著書*1を持つ茂木信太郎・信州大学教授が講演をするというのが問題のイベント。
詳細は主催者サイトから引用
(http://www.kitano-museum.or.jp/cultural/index.html)
■1月27(土)は展示作品、木村荘八「牛肉店帳場」を囲んで名画ミステリーツアーにお誘いします。茂木信太郎氏(信州大学経営大学院教授)が牛丼探偵として名画と、牛丼の「吉野家」を「牛肉」というキーワードで繋げていく様を、どうぞご覧あれ!ナビゲーターには武田徹さんをお迎えします!
*1月27日(土)午後4時〜5時30分
*参加費(入館料込み)一般800円・学生500円・中学生以下無料
*ツアー後、午後6時より3階レストランにて「キャストを囲んで牛肉料理を楽しむ会」(ディナー&ドリンク \5,000)もございます。
*詳細は北野カルチュラルセンターまでお問合せください。
ちょっと面白そうなので話を聞きに行こうと思っています。
なお、関連する情報を掲載されているサイトも見つけたのでメモ。
「こんな人がいた!」第3回 牛鍋「いろは」王国と木村荘平
(http://www.ippusai.com/hp_home/sunset/kimura.htm)
以上、なんかお腹の減る話題でした。
*1:「吉野家」