さよならだけが人生だ


「花に嵐の例えもあるさ」ということで、わが家のご近所では満開の桜が強風に吹かれて散り急いでおります。
満開の桜を見ると世の人は、過ぎし日の想い出に胸がキュンキュンとなったり、あるいはこの世ならざる化生に出くわして背筋がゾクゾクっとなったりするようですが、私はひたすら鼻がムズムズして落ち着かない気分になります。花粉症でもないのですが、春先は体調がイマイチです。
別段桜に恨みはないのですが、気分のせいか、ハラハラと散っていく桜にはもの悲しさを覚えます。