はつせの世界&異世界日記更新7/8

時間と戦いつつ更新しました。
今週は、本当は空想都市ハードボイルド祭りの遅れている分を書き上げようと思ったのですが、はつせの方が更新が遅れるといろいろ*1怖いことになるので慌てて更新しました。

はつせの世界

今回は、というか今回も新登場人物がずらっと出ておりますのが、Wikipediaにでも載っていない人物が何人かいらっしゃるので簡単に解説を。

  • 大河内正敏
    • 史実では理化学研究所の三代目所長を務め、講座制を採っていた研究の現場に研究室制を取り込んで研究機関としての基盤を気づいた人物。また、理研の研究内容を実際の事業に展開して行き、いくつものグループ企業を立ち上げた”理研コンツェルン”の総帥としても有名。
    • ”はつせ”世界では、未来技術の産業導入を図る朝日技術研究所と朝日技研工業のトップを務める。
  • 鮎川義介
  • 秦逸三
    • 史実では、日本で最初にレーヨンの合成に成功した科学者。帝国人造絹糸(後のテイジン)の創業者。
    • ”はつせ”世界では、鮎川と協同して化学工業部門の担当をつとめ、主に化繊と工業素材の産業育成に努める。後に独立して帝人グループを創設。
  • 中島知久平
    • 言わずと知れた中島飛行機の創業者。海軍の機関科士官を経て航空機製造会社を創立、軍用機の歴史に一時代を築いた。
    • ”はつせ”世界では、朝日技研工業の機械製造部門を担当。レシプロガソリンエンジン製造から土木作業用重機や航空機の製造に関わる。後に独立して中島機械グループを創設。三菱・川崎・日立・石川島と並ぶ重工業メーカーへと発展させる。
  • 山岡孫吉
    • 史実では、農業用ディーゼルエンジン、そして農耕機械のパイオニアであるヤンマーの創業者。
    • ”はつせ”世界では、中島と同じく機械製造部門の担当をつとめ、ディーゼルエンジンや電気自動車などの実用化に取り組む。後に独立してヤンマー工業とトンボ精機を創業。
  • 中野武営

ラインナップを見れば分かるように、明治39年の段階で辛うじて社会に出ているレベルの有名人物を青田買いしてきた状態です。追加メンバーとして豊田平吉(トヨタ豊田佐吉の弟)松下幸之助松下電器)、石橋正二郎ブリジストン)、早川徳次(シャープ)、松田重次郎(マツダ)、岩垂邦彦NEC)なども検討しております。もしこれがもっと時代が下っていれば、井深大ソニー)や本田宗一郎(ホンダ)も入れていたかも知れません。
次回更新では、今回触れなかった陸軍の兵器と財閥周りをまとめて扱おうと思っております。たぶんQCの話も出ます。

異世界日記

オイフェとタム・リンはレギュラーキャラです。コルマクやノイシュ、あるいはアルブレヒトはときどき出てくる脇役の予定です。次週はタラへの道中を書いていこうかと。

*1:掲示板とか拍手とかが