はつせの世界更新

更新しました。
今回は、ドイツ軍艦との悶着をメインに、列強間の対立の構図を取り上げました。
ポイントとしては、

  • 建艦競争の状況、特に英独の対立
  • 日米英の共同歩調
  • 満州及び朝鮮の状況

をまとめた形になります。
ちなみに、英海軍の二国標準戦略は既に破綻し掛かってます。主に日独米のおかげで。
以下補足として。
史実ドイツ海軍(Kaiserliche Marine)の名誉のために記しておきますと、このような海難事故は史実にありませんし、ドイツ海軍はこういった隠蔽体質にはありませんでした。
ただ、アジア人やアフリカ人への蔑視は甚だしかったようで、アジアで当て逃げのようなことをした例はいくつかあります。また寄港地や植民地で色々悶着を起こすことは多かったようです。
とはいっても、列強海軍がジャンクや小型民間船に当て逃げする事はそれほど珍しくありませんでしたし、海兵が横暴なのはどの国にもあることですけれど。
また、練度も岡海軍にしてはかなり高かったようです。
では、どうしてこのような事件が発生したかという背景ですが。
単純に言ってしまうと黄海は英独仏日米の軍艦や商船が勝手気ままに行き交う混沌の海と化しているからです。清は黄海の実行支配権を失って久しいですし、航路整理などの実務に手を染められる状態ではありません。
また、列強同士の悶着が即砲艦外交に発展する事態は、この時期では良くあることでした。史実のタンジール事件やアガディール事件などは端的な例です
そんなわけで、次回は朝鮮情勢か支那情勢かバルカン情勢になるもようです。