掌編時代

あるいは、掌編の日の夢とか。
昨日書いた小説サイト「祐」で掲載している、短編連作「エロエロマシンガン」シリーズ。いや、掌編連作と言うべきか?
いずれにしろ、主人公視点の短い作品が連なって、あるバーのマスターと周囲の人々のエピソードが積み重なっていく趣向になっている。
あるカップルの結婚が、玉突きのように引き起こす恋愛模様がメインなんだけど、その影響で繋がっていく人間関係がすごくいい。
まどろむように過ぎていく日常の中に、こんな掌編みたいな風景があれば、生きていくことも苦痛ではないのかもしれない、とか、ちょっと自嘲してみたりする。


こんな感傷を抱く辺りで、自分がいい年になったのだなぁとか感じるこのごろでござる。