麗しのシャルンホルスト

軍艦スキーの間では、
「38cm連装3基になった暁にはロイヤル・ネイビーなどものではないわ!」
とか
「ダメ戦艦中のダメ戦艦だね。おーい、ねぇちゃんお茶おかわり〜」
などと言われているシャルンホルスト級ですが(←誰だよ言ってるのは)、ワシ的にはダメ戦艦だからこそ好きなんですな。
ビスマルク級にも共通して言えることですが、そもそもどんだけイカした艦だろうが、陸軍国ドイツの、しかも歴史50年そこそこの(しかも断絶あり)海軍が、英国海軍相手に水上艦でまともに戦えるはずがない。むしろ、良くそこまで戦ったと褒めてやるべきだとさえ思っています。まぁ、褒めたって結果はダメダメに違いないんだけど。
で。
シャルンホルスト級、っていうかシャルンホルスト単艦の魅力はどこにあるか、と。

  • 建造中に台座から落下して死傷者170人
  • ワグナー缶のボイラーが開発難航、しかも爆発事故
  • 擬装委員長(次期艦長)が心臓発作で死亡
  • 進水前夜に支索が切れて勝手に進水
  • 洗礼親の少女が数日後自殺

などなど、ウソかマコトか不吉な出来事の数々。
かとおもうと、ノルウェー沖では空母グローリアスを撃沈して見せたり。
お前は薄幸なのか幸運なのかどっちなんや!と思わずツッコミを入れずにいられません。まぁ、これだけ数奇な運命に翻弄される艦が、あれだけの美形なら、軍艦スキーなら萌えずにはいられません!ああっ、麗しのシャル嬢っっ!!

……ドイツの軍艦は男だけどな(笑)