戦争国家??

id:sakushaさんの日記
http://d.hatena.ne.jp/sakusha/20030518#p2
を読んで、戦争国家にちょっとツボ。
それはともかく。ちょっとまじめな話。
ワシは、軍艦スキーで海軍スキーなので、海上自衛隊とかには割と好意的でも、戦争好きかというとそうでもない。
徴兵されれば渋々行くかもしれないけど、出来れば戦場に出て人を殺すなんてのはご免被りたい。(まぁ、普通はイヤですな。)
それでも、自衛隊は国軍化するべきだと思ってます。
大体、今の自衛隊は、世界で有数の軍事力を持つ組織で、年間5兆円もの税金を使ってる割には、いざ防衛力として充分かというとそうは思えない。
法律上の立場はあやふやだし目的も戦略も責任範囲も不明確。
そんな組織に、今のご時世で大予算を使っているのはどうかと思うわけですわ。
それなら、ちゃんと国軍化して、仮想敵国やそれに対する戦略をはっきりして、その上でもっとスリムにリストラするべきだろうと。
こないだも防衛庁に水増し請求していたバカタレ企業が発覚したが、結局は意味不明のあぶく銭だと思ってるから払う方も貰う方も緊張感がないんじゃ無かろうか。
兵器調達にしてもコスト意識0だし。
F-2支援戦闘機なんか代表的ですが、1機あたり主力戦闘機(F-15)の2〜4倍もする支援戦闘機なんてナンセンスですがな。(ホントは対艦攻撃機なんで、比較するのは間違ってるという説もあるけど、無意味なまでに高いことは確か。)
第二次世界大戦で日本が学んだのは、戦争は負けると悲惨だからやらないようにしよう、ってことだけじゃなく、戦争は数だ(数が揃わないと抑止力もない)ということではなかったか。
恒久の平和?そんなものどこにあるんでしょ?
日本は平和かもしれないが、地球全体が完全に平和だった例しなど、人類史上一度たりとも無いと思うんだけど。
正直、軍備なんて基本的にはお金使うばかりで儲からないものは、ナシでやっていけるならばそれが一番良いんだけど、どうせそうはいかない。
だったら、お金があるって理由だけで国民を舐めきった軍需産業に税金を垂れ流すより、防衛戦に特化した必要最低限の軍備と運用を考える方が理にかなっていると思うんだけど。
その上で、シビリアン・コントロールの形も考え直せばいいんちゃうかなぁ。

……とか書いていると”軍隊反対”な人にいろいろ言われるとは思うけど。
戦争反対で、平和に越したことはないけど、イヤだイヤだと駄々こねてるだけでは平和は長続きしない、そう思ってる人間の意見も書いておきたかったので。
日本の今の繁栄が、朝鮮戦争ベトナム戦争といった戦争の需要を踏み台にして築かれていること、日本の平和がアメリカの覇権の傘の下で保たれているに過ぎないことを、もう一回ちゃんと考え直してみるべきだと思うんですよね。
まぁ、考え直した結論が、在日米軍に出て行って貰った上で、非武装中立を唱えてガンジーみたいな「非暴力・不服従」になったりしたら、それはそれで大したことだとは思うけど。