冬のクラシックキャンペーンinウチその3
微妙なラインナップのCDに半端な知識で蘊蓄を傾けるこのシリーズ第3弾。
今回は、クラシック入門に向きそうなCDを5枚ほど取り上げてみます。
- アーティスト: フィラデルフィア管弦楽団,R.シュトラウス,ヴェルディ,シベリウス,ワーグナー,オルフ,バーバー,マスカーニ,コロンビア交響楽団,ウィーン音楽祭管弦楽団,クラウス(リリー)
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1995/10/21
- メディア: CD
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- リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」冒頭(2001年宇宙の旅)
- シベリウス:交響詩「フィンランディア」(ダイ・ハード2)
- ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行(地獄の黙示録)
といったメジャーな曲を収録してます。
数あるこの手のCDの中からこれを選んだ訳は……バーバー「弦楽のためのアダージョ」を聴きたかっただけなんですがね。
「映画で聴いた〜」とか「CMで聴いた〜」とか「どこかで聴いた〜」みたいなオムニバスCDは、クラッシックの入り口に一番いいんじゃないかと思います。大抵、お目当ての曲の他に数曲は聴いたことのある曲が混じっているもんですし。
クラシックのCDを買うとき、一番「お買い得感」があるのは『名曲集』とか『小品集』と銘打ったものでしょう。
これはヴァイオリンの名曲集。なんか聴いたことあるかも〜という曲が集まってます。
こちらはピアノの名曲集。ただしショパンを除く。なんでショパンが入ってないかというと、ショパンのエチュードやワルツやポロネーズなどは作品数が多いので、大抵1枚にまとめて売り出すので。
ヴァイオリンやピアノの小品、あるいはオペラのアリアなどは、オーケストラ曲に比べて短くてキャッチーなモノが多いので、過去の録音からピックアップしてCDを作りやすい。んなわけで、やたらと枚数が出ていますが、収録される曲はほとんど定番が決まっていますので、どれを買ってもそんなに変わりません。
- アーティスト: アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ,ロッシーニ,J.シュトラウス,スッペ,オッフェンバック,スメタナ,マリナー(ネビル),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,フィルハーモニア管弦楽団
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1992/04/05
- メディア: CD
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このCDに収録されているのはロッシーニやスッペの曲ですが、ビゼーやワーグナーも有名ですね。
- アーティスト: Erich Kunzel
- 出版社/メーカー: Telarc
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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TV版&映画版スター・トレックのテーマ曲、ジョン・ウィリアムスの「スーパーマン」「スター・ウォーズ」のテーマなど、有名どころばかり。
映画音楽の源流の一つに、上に挙げた序曲・前奏曲や歌劇の伴奏がある訳ですが、吹奏楽では序曲などと並んで映画音楽も高い人気を誇る楽曲です。
このCDは指揮者:エリック・カンゼル、演奏:シンシナティ・ポップス・オーケストラの組み合わせで、この手のポップスCDの定番と言えるかと思います。
ポップスを演奏するオーケストラとしては、もともとボストン・ポップスと音楽監督のジョン・ウィリアムスが映画音楽を手がけたのが先駆けなので、そちらが本家ではありますけど。
取りあえず手持ちCDからそれっぽいのを紹介してみました。
J-POPだろうが洋楽だろうがクラシックだろうが、オムニバスCDから入るのが手っ取り早いのは変わりませんね。
「ロックの勉強をしなきゃ!」
と意気込んでロックを聴く人間はあまり居ないように、クラシックだから特別心構えが必要な訳では無いと思います。あまり身構えずに聴いてみていただけると幸いです。クラシックのCDは廉価版が一杯出てますしね。