レスをお返ししながらさらに考察します
なかなかまとまった時間がとれずに(あるいは取れても作品執筆に使ってたりするので)、この件がサッパリ進んでおりませんが、とりあえず頂戴したコメントとトラックバックにレスを返しながら考察を進めたいと思います。
PATH_INFO、コミュニケーションボード、インポート/エクスポート、RSS、キーワード
まずはむいむい氏@永字八法の人のトラックバックから。
[考察]小説専用blogについてつらつらと
http://d.hatena.ne.jp/eiji8pou/20051123/1132754518
以下、ポイントを抜粋。
blogベースならなー。PATH_INFO使ってみるのがいいのかもとか思ったり。
そして、blogから派生した結果として、章単位、作品単位でコメントやトラックバックを受け付けられるようにする。
コミニュケーションボードは、これらのコメントのみを抜粋したものになる。さらにコメントにはレスコメントをつけられ、ツリーを構成する。XML形式でのインポート/エクスポート機能とRSSフィード提供機能も必要かな……。
あと、はてなダイアリーのキーワードみたいな機能を導入したい。作品中のタームやキャラクター名なんかを登録して、読者が「こいつ誰だっけ?」とか言う時に本文中のキーワードをクリックできるように。無論、使う使わないはユーザーの設定次第。
PATH_INFOは、レンタルサービス型でツールを提供する場合には統一性があった方がいいのでこちらの方がいいと思いますが、インストール型ツールで提供する場合にはMTみたいにパス生成ルールを選択できる方がいいかもしれません。
でも、設計する側からすると、パスルールでバシッと筋目を通しておくと非常にわかりやすくて良いですよね。
トラックバックやコメントをリスト化してコミュニケーションボードのスレッドタイトルにするのは非常に秀逸だと思います。小説ブログでも、コメント欄がズラズラと長くなってしまうケースが考えられますし、作品のページに直接感想コメントがぶら下がることをあまりよく思わない人も割と多いようですので。(この辺は、小説投稿掲示板システムについての議論が、以前GS美神二次創作系の掲示板などであった事をふまえています。)
エントリに対する感想コメントを非表示に出来たり、コミュニケーションボードのみに感想コメントを表示出来る機能は必要かもしれません。
あと、インポート/エクスポートとRSSフィード、キーワードリンクは是非入れておきたい機能ですね。というか、RSSは必須でしょうね。出来れば、サイト当たり1フィードで吐きたいところです。キーワードも、サイト内でクロージングされたキーワード空間が確保できるメリットは非常に高いと思います。私もそれが理由ではてなグループを使っていますし。
サービス形態、マーケティング、企画進行等
続いて西陣氏からいただいたコメントについて。
コメント欄(http://d.hatena.ne.jp/chon/20051123/p1#c1132797002)から順不同で抜粋します。
結局、最初は雛形として設置型サーバーインストール(MTなど)が必要になるので、設置型を先に意識したほうがいいかと。
モノカクラートだけを集客の対象として見てもいいので、反応を見て時期が来ればレンタルへの提案もいいだろう。
この設置型インスト期をベータとして、ブラッシュアップの期間(バグ等のfix絡み)として考えるのが妥当かと。>収益モデルの具体化
提案で出ている出版、印刷系からの広告収入から収益を。
第一のゴールを「インストール型小説ブログ向けCMS」にして、その後に(あるいは並行して)収益モデルやビジネス化を検討して営業していく感じが良さそうですね。
私個人の『非モノカクラート向けサービス実現』という野望(?)と、その手段である『小説ブログ向けCMSツールの実現』は、確かに一時的に切り離して考えた方が真っ当かと思います。
>Web上の有志でプロジェクト化
参加者がいるかどうかというより、宣伝営業でいかに多くの目に触れて、やる気を誘発させる行動に出たほうがいいかな。
「モノカクラート」が集中しやすいサイトを見つけてそこで宣伝とか。(バナーを張ってもらうとか)
「作りました。参加してください。」だけだと、メリットがわからず、誰もついてこない可能性大。>どうやって集める
まず最初にプロジェクト用に”ホームページ”を立ち上げて、他のサイトで宣伝。「こういうことやるんだけど、PGとして来ない?」っていう旨の内容が解れば、あとは宣伝以外ない。
で、宣伝的にはBBSだとかの書き込みより、直接そこの管理人にメールで伝えたほうがいい。
#関連情報を集めてるような情報サイトに送ること。>進行管理
wikiベースで。
メンバーのみの管理なら別の代替物でもかまわないかと。』
まとめると、
- プロジェクト概要を書いたWebサイトをぶち上げる。
- 理解を得られるように広報活動にいそしむ。
- Wikiベースの情報共有プラットホームなどで、Web上で開発を行う。
- できあがったCMSツールのベータサービスをかねて実働環境を作る。
という感じでしょうか。
その後は、
- CMSツールを使ってくれるサイトを増やす啓蒙活動。
- CMSツールを使ってサービスをしてくれる企業への提案活動。
- CMSツールの使い方を解説するドキュメント整備。
- CMSツールの改良を進めるコミュニティ整備。
- CMSツールを使ってくれているサイト間を結ぶコミュニティシステムの整備。
といった感じで進めていけばいいのかなぁ。
なんていうか、えらい大事になってきましたよ?何とかこつこつと実現していくしかありませんな。orz
創作向けCMSへのアプローチ
ミノタウロス見聞録(http://htmldwarf.seesaa.net/)様からトラックバック頂戴しました。
小説専用ブログサービスについて考えているかたがいらっしゃった
http://htmldwarf.seesaa.net/article/9909825.html
……って、「小説HTMLの小人さん」シリーズ作者の文月さんじゃないですか。
ブログを使い始めてから「小人さんシリーズ」を知ったので使わせていただいていませんが、存在は存じ上げておりました。小人さんeasyは試してみた事もあったりします。(結局、html自体を管理することを放棄してしまいましたが(;・∀・))
なんか、えらい人から過分な評価をいただいているようですが。
ともあれ。
小説サイト用CMSは確かに、ニッチではあるもののニーズがないわけではないと思うんですよね。でも同時に、収益モデル込みで考えるとそれほど美味しくもないわけで、企業が我先に申し込んでくるとも思えません。自費出版向けのソリューションとして印刷業界にアピールというのも、過当競争の厳しい印刷業界向けには悪くないと思うんですが、やっぱり今ひとつ押しが足らないような気もします。
ただ、「領域特化型SNSが今後のネットサービス勝ち組への近道だ!」みたいなことを言っている人々もいるので、特価ニーズ向けのCMS自体は決して悪い選択ではないと思うんですよね。たぶん。
この辺、もうちょっと考察が必要な部分ですね。
さて、次の手は
だんだん反応をいただけるようになってきたので、そろそろ行動に移りたいところです。
まずは、html化した機能要求仕様書でも起こしてみましょうかね。
んで、Webサイトこさえると。
……いっそ2chにスレでも立てるか?w