異世界日記番外編 スカアハ編その1

先日の予告を裏切って、リスト外の異世界日記番外編を更新。
第4部開始時にリクエストを受け付けていたものです。注文された内容からはずいぶん違いますが。リクエストいただいたNebel様申し訳ない。
第一話と第二話の間を、スカアハの視点から書いてみました。
登場したネタについてちょっと捕捉。

スカアハが歌っている歌

これは、1859年にハーパーズ・フェリーの武器庫を襲撃した過激派奴隷解放主義者のジョン・ブラウンを歌った歌です。ジョン・ブラウンは、奴隷解放の最前線にたって殉教した人物としてその死後喧伝されました。ちなみに、替え歌が非常に有名な曲なので、日本人ならほとんど歌えると思います。「権兵衛さんの赤ちゃんが風邪ひいた」とか「オタマジャクシはカエルの子、ナマズの孫ではないわいな」とか「丸い緑の山手線、真ん中通るは中央線」とか、あの節回しです。

闇霊さん

ブラック・ジェーンは通称です。本名は秘密ですが別にあります。スカアハとは古いつきあいで、多分に主人を舐めてます。最近は猫の真似をするのがマイブーム。

水やり

スカアハさんの隠れた趣味はガーデニングです。館の一角に立ち入り禁止の庭を造って、暇さえあれば土いじりをしています。普段はその趣味をひた隠しにしていますが、館の住人は皆知っていて気づかない素振りをしてあげています。