妄想竹

script1の「リンク」を読んだ。
「リング」の呪いのビデオネタを下敷きに、ちょっとサスペンスなラブコメに仕上げてある。
「スーパーマンの恋人」もそうだけど、すれ違う恋人同士(かつあまり深刻にならずに見れる)を書かせると絶品だねぇ。
ここの作品は、まだ読んでないのが何本かあるので、しばらくは愉快に生きられそうだ。



本日の妄想は、ファンタジーのヒロインについて。
ファンタジーのヒロインは、大抵のパターンが出尽くしていると思う。
正統派のお姫様、武闘派や電波系などのお姫様バリエーション。
幼馴染みパターンも概ね出尽くしているだろう。
実は純情な女傭兵や女盗賊とか、男装の麗人、妹キャラ、猫娘、エルフ耳、等々。基本パターンは出尽くした感がある。
まぁ、塔を60階も上って助けてくれた恋人をこき使う非情の巫女とか、まぶたが下からせり上がるお姫様みたいな、ちょっと萎えるヒロインもいたりするが。
クソ女が多いFF系のヒロインも、使い古されたヒロイン像をいかに打破するか悩んだあげく、ああなってしまったのだろう。……制作者がなにも考えんと趣味で決めてるなどとは信じたくないものだ。
そういえば、スクウェアには30歳バツイチ子持ちのヒロインてのもいたか。



さて、これだけやり尽くされたファンタジーのヒロイン。これまでにない手法で塗り替えるにはどうしたものか。
アン・マキャフリーの描く女主人公とか、マーセデス・ラッキーの作品に出てくる男に復讐するのが生き甲斐の連中って例もあるが、これは女ヒーローであってヒロインとは言えんのではなかろうか。いや、ヒーローの女性形という意味では正しいんだろうけどね。野郎が読んでも萌えないのが問題だ。
さて、長い前置きのあとにアレな結論を。
これからのヒロインは、女教師か義母でどうよ。
さすがにこれをやった作品は少ないと思うんだが、どうだろうか。

別にファンタジーにしなくても、世間的には供給過剰なジャンルなのが、最大のネックではあるが。………。