NHK予算審議を見つつ

いま何となくNHKの予算審議(参議院総務委員会)の録画放送を見てたんですが。
ちょっと発言者名を確認できなかったんだけど、おそらく参議院議員の一人が、麻生総務大臣にこんな質問をしていた。
「今大河ドラマで『新選組!』をやっているが、フィクション色が色濃く、史実に基づかないいい加減なシーンが見られる。また、新選組は日本を革新しようという志を掲げた行動家を殺戮したテロリストであり、それに共感を呼ぶようなドラマで英雄のように描くのはどういうものか。」
意訳なので、言葉端は違うけど、概ねこんな感じ。ちなみに、発言者は長州(山口?)出身だそうな。
んで、麻生総務大臣の回答はこんな感じ。
「当時政権は幕府が担当しており、新選組の雇い主は幕府だった。薩長の志士はむしろテロリストと言うよりゲリラであって、のちに『勝てば官軍』となるわけで。少々一方的な見解だと思われます。」
ちなみに、麻生大臣ご本人は薩摩出身だとか。

んで。
何が言いたいかというと、最初の質問の方、「『新選組!』は史実から外れる描写があってよろしくない」ぐらいなら、「大河に何を期待してるかなこの人。」ぐらいのツッコミで済むのに、いらんこと言ってるなぁ、という話。
他の質問も愚にも付かないモノが色々あったし、答弁がいかにも役人が書いた物を棒読みしてるのがあったりしたんだけど、知能低そうって点ではこの質問が頭一つ抜けてた気がします。
改めて、国会議員ってアホでも出来る職業なんだと確認した次第デシ。