冬のクラシックキャンペーンinウチその2
体調を崩して家で寝。午後から熱が引いてきたのでもぞもぞとPCにCDを喰わせる。
Bruch: Violin Concerto NO.1/Scottish Fantasy
- アーティスト: 諏訪内晶子,ブルッフ,マリナー(サー・ネヴィル),アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/10/02
- メディア: CD
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が。この一枚はただものではなかった。第一ヴァイオリンの瑞々しい演奏が、いつもどこか冷静で計算された、逆に言えばこぢんまりとしたアカデミー室内管の演奏に凛とした情熱を吹き込んでいる。殊に、スコットランド幻想曲は名演に仕上がっていると思う。
- アーティスト: ショスタコーヴィチ,ウラジーミル・フェドセーエフ,モスクワ放送交響楽団
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1995/11/22
- メディア: CD
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この演奏は、1991年8月18日・19日の録音。ソヴィエト連邦崩壊の引き金を引いた8月クーデターの最中に演奏されたモノで、同日録音の行われたモスクワ放送は保守派のクーデタ部隊によって占拠されている。
演奏や録音自体のクオリティは正直あまり高くはないのだけれど、それ以外の迫力や雰囲気は鬼気迫るモノがある。音楽は生き物だと教えてくれる一枚。
Respighi: Pini Di Roma, Feste romane, Fontane di Roma
- アーティスト: O. RESPIGHI
- 出版社/メーカー: DGGGA
- 発売日: 1988/01/18
- メディア: CD
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ドイツ・グラモフォンのGALLERIAシリーズ。アナログ録音をデジタルリマスタリングした盤です。
若干録音が古いのを我慢すれば、このGALLERIAシリーズは定番揃いなので、迷ったらこのシリーズを買っています。
レスピーギのローマ三部作とか、ホルストの組曲惑星とかは管弦楽曲好きの定番ですが、じつは吹奏楽から入った人間にも馴染みが深かったりします。
- アーティスト: C. ORFF
- 出版社/メーカー: DGGGA
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: CD
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小澤征爾/ベルリンフィルの一枚(asin:B00005FEY1)の方が洗練されていて録音もクリアだけど、事カルミナ・ブラーナに関してだけはより素朴で垢抜けないこっちの録音の方が好きだ。
- アーティスト: ミントン(イボンヌ),コロ(ルネ),マーラー,ショルティ(サー・ゲオルク),シカゴ交響楽団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1994/04/22
- メディア: CD
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これほど指揮者・演奏者や独唱者によってがらりと変わって聞こえる曲も珍しいと思う。
この演奏は、迷い無くパワフル、クリアに美しさを追求する、なんだかちょっと健康的なマーラー。
比較対照としては、バーンスタイン/ウィーンフィル*1(グラモフォン)の「大地の歌」が適していると思う。こちらは、迷いの中で諦念と執着を繰り返し、祈りと怨嗟の入り交じったような、不健康なマーラーが楽しめる。
ごく個人的に、マーラーに関しては7番辺りまではショルティが、8番以降や大地の歌はバーンスタインが好きかもしれない。
むー。なんか微妙ラインナップを並べてしまった。今度書く機会があれば、もっと入門っぽいのも書こう。