松下幸之助が存命なら

id:guldeenさん、コメントありがとうございます。

 guldeen 『幸之助翁が生きていたら、なんと言うでしょうね。>現松下の上層部のトンデモぶり』

そういえばこんなものがありましたね。
創業者 松下幸之助から
http://panasonic.co.jp/cgi-bin/person/index.cgi

松下幸之助 一日一話
PHP研究所編

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 2月 5日

 喜ばれる仕事

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 仕事というものは、人びとに喜びを与え、世の向上、発展を約束するものだと考えれば、勇気凛々として進めることができると思います。
 たとえば、麻雀の道具をつくっている会社の人が、麻雀をするのはよくないことだ、と思っていたら、その会社の経営はうまくいかないでしょう。昼のあいだ一生懸命働いている人にとって、晩にする1時間の麻雀は気分転換になり、喜びになるだろう、その喜びのためにわれわれは麻雀の道具をつくって売っているのだと思ってこそ、堂々とその仕事をやっていけるわけです。そしてその上に、一人ひとりが喜びをもって仕事を進めていけば、会社は自然に成功するはずだと思います。

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今回の訴訟は、人々の怒りを買い、世の向上、発展に何ら寄与しないものだと思います。
たとえば、ソフトウェアを作りもしない会社の人が、ソフトウェアの特許を振りかざし他社から金をふんだくろうとするのが社会にとって良いことだと思えるでしょうか。そんな会社の経営はうまくいかないでしょう。ソフトウェアを真面目に開発している人にとって、裁判に費やす時間は無駄であるばかりでなく、産業の発展を阻害するでしょう。それでもなお特許を盾に裁判を起こすのだとすれば、そんな仕事を堂々とやっていける経営者の神経を疑わざる終えない。そんな会社は自然に衰退するはずだと思います。


松下幸之助も草葉の陰で嘆息していることでしょう。