冬のクラシックキャンペーンinウチその4
微妙なラインナップのCDに半端な知識で蘊蓄を傾ける、誰にも期待されていないこのシリーズ第4弾。
今回は、有名どころの曲が入ったCDをピックアップ。前回の「入門に良いかもしれないCD」の後に、キャッチーな曲を聴いていくときによさげなのを5枚ほど。
Tchaikovsky: Overture Solennelle 1812, Serenade for Strings
- アーティスト: P.I. TSCHAIKOWSKY
- 出版社/メーカー: DGGGA
- 発売日: 1988/05/05
- メディア: CD
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「弦楽のためのセレナーデ」は、会社がイヤになって転職したくなったときに流れてくるあの曲です。といっても、あのCM*1のバックで流れているのは第一楽章の冒頭だけで、他の部分も聴き出がありますけどね。
あと「大序曲"1812"」もなかなか有名な曲です。大ざっぱに言うとナポレオンを撃退した記念に書かれた曲で、ロシア軍とフランス軍の戦闘を情景的に描いています。スコア(楽譜)にカノン砲パートがある事でも知られていますね。室内では大砲は使えませんが、屋外だとホントにぶっ放します。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,スメタナ,クーベリック(ラファエル)
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1997/11/06
- メディア: CD
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スメタナはチェコの作曲家なんですが、自国チェコの伝説や歴史を織り込んだ連作交響詩としてこの「我が祖国」を作っています。その背景には、ドイツ統一運動や汎スラブ主義などに翻弄される19世紀東ヨーロッパの歴史だとか国民楽派運動だとかいろいろあるんですが長くなるので、興味があったら自分で調べて下さい。(オイ
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ドヴォルザーク,カラヤン(ヘルベルト・フォン)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1995/05/01
- メディア: CD
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あるアンケートでは、「日本人が好きなクラシック」のダントツ一位だったそうです。
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),RIAS室内合唱団,ホルスト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: CD
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私が生まれる頃にはメジャータイトル化してたワケですね。
各曲ごとにメリハリがあって、映画音楽的な派手でわかりやすい楽想がミソでしょうか。
Gershwin: Rhapsody In Blue / An American In Paris
- アーティスト: Gershwin,Bernstein,Nyp
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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どちらの曲も、よくCMなどで使われる有名な曲ですね。たしかユナイテッド航空とか使ってたはず。
ガーシュインは多くのミュージカルやスタンダードナンバーを手がけた作曲家で、クラシックもポップスもジャズも貪欲に取り込んで新しい音楽を産み出した人として知られています。この二曲も、オーケストラとピアノ用の曲ですが、クラシックともジャズとも言えない都会的な魅力があります。1920年代の曲なのに、80年以上経た今でも古く感じないところが凄い。