ArcadiaのオリジナルSS捜索掲示板

私の書いている異世界日記は、二次創作を中心としたWeb小説情報の交換所として有名な「Arcadia」さんで時折紹介されるのですが、その掲示板をみていて思ったこと。
http://mai-net.ath.cx/bbs/ss_bbs/original/tree.php
こちらのSS捜索掲示板は元々、「以前読んだある小説をもう一度読みたいのだけれど、ブックマークしてなかったのでどこにあるかわからない」とか「ネットで『****』という小説の話を聞いたのだけど、探してもどこにあるのかわかりません」などという場合に「おせーて」する場所だったようですが、最近では、「『****』な主人公が活躍する小説を読んだんだけど同じ傾向の作品をもっと読みたいのでおせーて」というような探し方も有りになっております。
んで、前者を『特定作品捜索』後者を『不特定作品捜索』とすると、不特定作品捜索をしている人には、少なからぬ数の《書き手》がいるのではないかと思います。
書き手からすると、「『****』で『☆☆☆☆』な作品を探しています」として情報を集めれば、集まった情報から読み手のニーズをつかむ市場調査や、頭の中で構想している作品が他の作品とカブっていないかの事前調査に転用することが出来ます。
掲示板の本来の使い方からすれば、多少趣旨違いの気がなくもありませんが、私個人としてはそういう使い方もありなんじゃないかとは思います。
自分の作品と同ジャンルの作品を読むことで目が肥えたり、あるいは、ウケる要素を取り込むことでお客さんに喜んでもらえるようになるならば、それはそれで前向きだと思います。多作品の模倣だって、盗作や剽窃にならないように気をつけさえすれば問題ないと思いますしね。(やりすぎると『パクリ』だと非難される危険性もありますので、程々にしておいた方がいいとは思いますが。)

で、何が言いたいのかというと特に結論はないんですけどね。ネット小説・Web小説・ブログ小説が非常に増えている昨今、書き手と読み手の橋渡しをする方法をもっとシステム/サービスオリエンテッドに実装する方法はないかとぼんやり考察している今日この頃です。